美容室 ヘアリゾートAi

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CROSS TALK

高田馬場店 / FCオーナー / 2014年入社
井澤 祐貴
新卒でAiに入社以来パワフルに美容師をしている。当時から「25歳までにお店を出したい」と思い社長に相談したところ、FC展開にチャレンジしないかと打診があり、現在hair resort Ai 高田馬場店代表をしている。
hair resort Ai(株式会社ラ・リューン ドゥース) / 代表取締役 /
古藤 知裕
ともに働くスタッフが「もっと」ここで働き続けたいと思える環境づくりを目指して、日々努力を怠らない代表。常に働く人のことを考え、スタッフに寄り添った新しい制度や勉強会などを行っている。

独立願望から、売上No.1店を譲り受けるまで

Q 井澤さんが「hair resort Ai 高田馬場店」の代表になった経緯について、教えてください。

新卒でAiに入社して、当時から「25歳までにお店を出したい」とずっと思っていました。
その話も、当初から古藤社長にさせてもらってましたよね。

そうそう。
かなりパワフルな美容師が入ってきてくれた、という印象だった。

当初は「専門学校時代の友人4人で共同経営をする」という夢を持っていたので、それに向かって、古藤社長が開いてくださる経営の勉強会に参加しながら、手探りで学んでいました。
そのうち、共同経営のメリット・デメリットも知って、「これはもしかして共同経営じゃない方がいいのかもしれない」と思い始めて…。

そこは、しっかり知らないと判断できないからね。

周囲も「いずれは独立開業」という思考の人が多いのと、美容室ってどんどんできていくから「独立すること」自体への抵抗はなかったんですが、古藤社長から「独立開業した美容師の一年以内の廃業率」などリアルな数字も聞いて、これはちゃんと考えてから独立しないといけない、と思い直しました。
ひとまず、共同経営の話は諦めました。

共同経営が合っている人、合っていない人がいるからね。

古藤社長の下で働かせてもらって、本当にいろいろなことを教えてもらって、ありがたかったです。

そう。
経営者って、想像以上に孤独だからね。

ですよね。
そう社長に教えていただいて。
知らなかったことがたくさんあって、独立前に知れて本当に良かったです。

そういう、独立開業のリアルを知らずに勢いで店を持ってしまう美容師がとても多い。
それで結果うまくいけばいいけれど、せっかくいい腕を持っているのに失敗・撤退してしまうのは本当に勿体無いから、独立前のインプットや準備はとても大切だと思います。

僕の場合、当初から開業願望について話を聞いてもらったり、勉強会に参加したりしていたので、本当に心強かったです。
共同経営でないのであれば、どんな形で独立しようか?と考えていたところ、古藤社長から「フランチャイズでやってみないか」というお話をいただいて。

誰にでもやみくもに誘うわけではないけれど、「井澤くんなら」という強い思いがあったので。

本当にありがたいことです。
経営についても、美容についても、「学び続けることの大切さ」をひしひしと感じていたので、一人立ちしたあとに「学び続ける環境」がないことが、一番危ないことかもしれない、と思って、願ってもない話だったので、嬉しかったです。

ちょうど、もう一人別の先輩スタイリストさんで、フランチャイズオーナーさんがいて。
その人にも話を聞いてみると、古藤社長からのサポートが本当に手厚いのが嬉しい、という話もされてました。

彼も、本当に熱心にがんばってくれるので、ぜひ互いにWin-Winの関係を築きたいと思ってました。

それで、結果的には僕がずっとお世話になっていた高田馬場店を譲っていただく形になって。

あの社長の決断には、逆に僕自身が本当に驚きました。
売上高グループNo.1ともいえる人気店を、20代の僕に任せてくださって、まるごと譲ってくれるなんて…。
もしも僕が社長の立場だったら、そんな決断は怖くてできないと思う。

それはやっぱり井澤くんだったから。

ありがたいです。

そんな感じで、かなり売上が上がってるお店をそのままごっそり譲ってもらうような状態だったので、独立初月からもう安定した売上があって、気の知れたスタッフもいて。
自分が8年一緒に働いてる仲間たちと一緒に、かなり安心していいスタートが切れて、今に至ります。

先ほども少し話しましたが、経営のこと何も知らずに独立する美容師って、本当に多いんです。

まさに僕も、そんな感じでしたし。
「なんとなくできるんじゃないかな」という甘い考えで…。

正直、独立資金があってお客さんがついていれば、お店を持つこと自体は難しいことではない。
でも、大切なのは「自分の店を開店させる力」ではなく、それを「継続していく力」です。
経営の基本はもちろんですが、たとえば働くスタッフが育った先の道をどうつくるのか?というところまで考えて独立できる人っていうのは、かなり少ないと思う。

古藤社長がこれまで成功されてきた、そういった貴重なノウハウを、勉強会で惜しみなく僕らに話してくださるのは、本当に勉強になりますし、そのおかげで独立後のビジョンが鮮明に立てやすくなりました。

外部で頼まれてセミナーをすることもあるけど、それよりもやはり社内を優先して、Aiの仲間たちに大事なことを伝えていきたい。
特に独立願望のある人には絶対に失敗してほしくないから、決断する前に伝えたいことがたくさんあります。
勉強会をやってるのは、そんな理由が大きいです。

僕、新卒で「店出すぞ!」って目標を掲げていたときは、「とにかく自分の店がほしい」という自らの欲望が強い夢だったんです。
今はその時とは全然違って、スタッフのことが一番大切。
「自分がこうなりたい」ということよりも、「スタッフの子たちが挑戦できる場を作りたい」という考えに変わってきました。
そのためにはもう1店舗出したいな、とか。夢は膨らみます。

独立して数年で、その思考を持てることは素晴らしいと思う。

でもそれはやはり、社長の教えのおかげです。
自分の店を持ってからでも、古藤社長という尊敬できる人にいつも相談できる環境や、いろいろなことを学べる環境があるのは、とてもありがたいです。
教えてくれる人、相談ができる人、自分を応援してくれる人がいることは、すごく心強いです!

全力で挑戦できる環境、互いにWin-Winの関係性

Q 「hair resort Ai」のフランチャイズ制度について、教えてください。

2024年春現在、フランチャイズとして任せている店舗は3店舗あります。

僕自身、前職で大手チェーンのフランチャイズ店を任されていた経験があったんですが、条件面などかなり縛りがあって、本部に不満を持ったり、ぶつかることもあったので、そういう苦い経験も生かして、とにかく「すべての美容師が笑顔になれる」ことを大切に、どんな形にすれば良いのかを考え続けてきました。

なるほど。

まだまだ課題ももちろんあって、今後多くの人がフランチャイズとして挑戦していけるような仕組みづくりをしっかりしていきたいところではあります。

今後、どんどんフランチャイズを増やしていきたい、というビジョンなんですか?

いや、どちらかというと「挑戦したい人が出てきたときに、安心して挑戦できるスキームが欲しい」という感じかな。
僕としては店舗数をやみくもに増やしたいわけではなく、「この人なら大丈夫、任せたい」と強く思える人にしか、お願いしない。その意思はこれからも変わらないと思います。
そこはかなり厳しめにジャッジしています。本人のためにも、その下で働くスタッフたちの笑顔を守るため、そしてお客様の笑顔のためにも、「この人なら!」と心から任せたいと思える仲間がさらに増えていくといいな、と思ってます。

なるほど!

幹部スタッフはどんどん平均年齢が上がっていくなかで、井澤くんは20代のうちに独立して年齢的にも若いし、充分過ぎるほど結果も出している。
そして何より、多くのスタッフやお客様から「憧れる存在」であることが、井澤くんの持つ大きな力だと思っています。

嬉しいです。

井澤くんのような、若くて勢いがある子がAiを引っ張ってくれることで、「ここで働きたい!」というスタッフも増えるだろうと確信しています。

社長は、これまで僕が出会ってきた人の中で、一番尊敬できる人です。
そんな人に、そう言っていただけるのは、本当に励みになります。

時にはキツイことも言うけどね。
それを受け止めてくれて、本音で話せるというのは僕としても心強い。

本当にいつも社長は、利益の話なんてそっちのけで、個々のスタッフのことを本気で考えてくださる。今までに、こんなにも「人」のことが考えられる人に出会ったことがなかったので、最初は本当に驚きました。でもすぐに「僕もこういう人になりたい」という憧れや目標になりました。

それは嬉しいですね。

なんだかもう、距離感的には「親子」のような。
社長は、それ言っちゃっていいんですか?ってこともさらっと教えてくれちゃうし(笑)、ぶつかってきてくださるし、なんなら僕も遠慮なく本気でぶつかっていく。

でもそれは、目指している未来が一緒だからできることだよね。

そうですよね。
社長をはじめ、幹部の方みなさんそうですけど、本音でぶつかり合える人がいるって、本当に恵まれた環境だなと思います。

耳馴染みのいいことばかり、調子のいいことばかり言っていてもダメで、やっぱり根底には「みんなのために」プラスになることは、どんなことでも伝えたいと思っています。
「社員みんなが笑顔になるために」どうしたらいいか、そこは誰よりも考えてる自信があるから。

そこがもう、かっこいいです。

だから、言いたいことはちゃんと言うし、議論だってするよね。

意見がぶつかるときも、ありますよね。
僕も生意気に言い返しちゃうことも多いし(笑)。

やっぱり「笑顔をつくる」ことがお互いの最終目標だから。
お客様の笑顔をつくるためには、スタッフの笑顔もつくることが必要で。
トップもいつも、笑顔でいてほしい。

Q フランチャイズ経営という形での独立を選んで、井澤さんが今思うことは?

まずやはり、退社して完全独立開業ではなく、フランチャイズでこうして任せてもらえる道を進んできて、本当に良かったと思います。
自分の理想に最短距離で近づいていると思いますし、何よりスタッフのことを何より考えられるようになりました。

そこは本当に大事だし、井澤くんなら絶対にできると信じている部分でもあります。

自分の家族と同じくらい、大切な存在です。
スタッフが幸せだと、僕も幸せ。それは僕の人生においても大切な存在であり、恵まれた環境をいただけたことに感謝しています。
古藤社長のおかげで、考え方もかなり変わりました。

いろいろ話してるからね。

本当に、思考回路がどんどん良い方へ変わっていくんですよ。
美容や経営に関することだけじゃなく、人との関わりとか、友達や家族との関係性まで、本当に変わりました。

井澤くんは、仲間がいる方がより輝けるタイプだとも思う。

一人きりで独立してたら?と考えると怖いです。
絶対に今の方がいいな、と思います。
学生のころはとにかく「自分のお店が持ちたい!」「稼ぎたい!」というのが原動力でしたが、今はスタッフとどんな未来をつくっていくか、そこにワクワクしている気持ちしかありません。

井澤くんは、それこそ最初はうちの社員だったけど、今はそれぞれ「経営者」として、同じ目線で物事を語れるような存在だからね。

それは嬉しいです。
これからも、よろしくお願いします!